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ダクトスタント機ツインコメットTWINCOMETS
(2010.5.25) 

翼長 1,380mm
全長 1,300mm
翼面積 27.7dm2
翼型 NACA63012A
全備重量 1,740g
翼面荷重 63g/dm2
推力 2kg + over
電力 1,000W+ over(14.8V×35A×2)
コントロールシステム スロットル1/エルロン2/独立フラップ2/エレベータ/ラダー
7ch6サーボ2アンプ
目 的 近年、出力が安定しかつ安価になったEDFパワーユニットをスタント機に活用する。スピード中心の市販のEDF機に対抗してパワー中心のEDF機に仕上げる。
またアウターダクトの推力を生かせる機体を先進的な機体を製作する。
仕上げ オラカバ、機首部はラッカー塗装
備考

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●初飛行

長所
@舵が切れる。スッパと舵が入り止る。そのままの姿勢を保つ。スタント機の素質十分。
ロール軸も通りレートも速い。
Aハイパワー。スロットルが唸った時の加速がものすごい。低速から高速まで広帯域のスピード性能をもつ。
上昇の音と迫力は相当のもの。
B軽い飛行機の特性を十分発揮している。低速から高速まで非常にコントロールがしやすい。
Cスタント機のイメージを覆す金属音。シューっという空気音までする。カッコイイーー!!!!

欠点
@飛行時間が短い。中スロー基本、上昇時ハイでも4分が限界か。
Aやや主翼の地上高が足りないか。ちょっとの傾きで擦る危険有り。
でもあまり主脚を長くするものカッコ悪い。

製作について

設計図面に従って胴枠を切り出していきます。今回は初めて胴枠にバルサ+カーボン補強を使用しました。工作がしやすく強度も十分で以後この方法をメインに使用と思います。とにかく強度の必要な主脚の周りはベニアでいいと思いますが、あとは全部この方法にします。
胴体は良質な3mmバルサでお尻から組み立ていきます。前後の3角形を組み立ててから中胴枠を入れればまっすぐな胴体ができていきます。胴体の強度は組み立ていくごと増していきますのであまり最初から十分な補強をしすぎないことがコツです。でも強度を見るのはある程度のセンスが必要です。
市販もものよりあまり形が劣っていては魅力的なオリジナル機になりませんので曲線を多用します。今回もっともしんどかった工程です。適当にバルサを細切しましたが、最後までバッチリツジツマが合いました。かなりバルサの合わせの腕も上がっていることと自画自賛しています。
ほぼ胴体の形ができましたので前部成形に入っています。前部はいつものように発泡ブロックを重ね合わせ、成形切削します。通常の工作法はバルサブロックをふんだんに使うやり方がありますが、非常に重いやり方でブロック自体が手に入りにくいものとなっています。ですので主翼-尾翼ラインが正確に出るバルサを使いながら、3次元曲面も前だけは表現できる発泡+FRPでいいとこ取りでやっています。しかもこの方法はバルサブロックなどとは比べようもないくらい軽く仕上がる方法です。ただFRPを貼ると塗装となり、フィルムでは仕上がりませんが、ごく前の一部ですのであまり重量の増加もなく、万一、墜落時も発泡ブロックが機体やリポを保護してくれることも期待しています。
ツインコメットの発泡部の中仕上げまで出来ました。ほぼ形になっています。全体をもう少し研磨しなけれななりませんが。さて、名前についてですが、表記は「TWIN COMETS」とし、日本語はツインコメットとしました。一応英語は複数形なので「s」をつけますが、カタカナ表記はSをつけると言いにくいのでそのままツインコメットとします。
これまで市販のスタント機として売られているものにはない、プロペラのないノーズです。ちょっと異色な雰囲気さえあります。
重量管理もまずまずうまくいっており、フルプランク主翼150g、胴体205gが現在の重量です。
ジェット機で前2車輪はちょっと変わっていますが、重くなっては全ての価値がなくなるので今回は2車輪とします。
ツインコメットのフルプランク主翼を仕上げています。翼端はいろいろ考えてた末、バルサにスチレンブロックをサンドイッチとしました。翼端のみFRP仕上げとなります。結局、バルサブロックを使うと1個20g程度をみなければなりませんが、この方法だこれまで1個6g、FRP仕上げでも10g以下でできます。形状も成形しやすく綺麗に加工できました。
この機体を作るに当たっては、私の憧れの機体である、吉岡さんのブルーエンゼルやプレットナのキュラーレなんかを研究しています。温故知新でキュラ-レなんかは尾翼下反角、フラップ装備なんですね。これにもそれを取り入れようと思っています。
ツインコメットの胴体と主翼を合わせて接続部の加工を行っています。接続はいつものように6mmのポリカーボボルト、ナットでいきます。また、接続ができることによってやっと主脚部の加工ができるようになります。この部分は最初は設計時には考えにくいところであり、現物を見てやり方を決めています。スタント機としては見慣れないノーズでやや強めの後退角ですが、自分のカッコイイと思うデザインなのでこんな感じになっています。尾翼がつけばもっと締まった形になると思います。ようやく眺めて楽しいところまできました。

ツインコメットの胴体FRP部分貼り完了しました。今回はわづかに下地をパテで目止めしてからのFRP貼りをしました。なので非常に滑らかなFRP表面となり、綺麗な仕上がりです。この部分貼りでは下の発泡は削除しないため、このまま仕上がりとなります。ただ、FRP部分はフィルム貼りできないため、塗装とフィルムが混在する胴体となります。前々回製作ピラタスでの製作でこのような製作方法をやってみましたが、わりと完成度の高いものができました。この工法でのFRP重量増加は20g足らずで非常の軽量かつ曲面形成に有効な手段であることが実証されました。バルサではこうはいきません。また強度的にも十分すぎるほどのものを持っています。軽量さや完成度はかなり高いレベルまで昇華してきました。

写真ではわかりにくいかもしれませんが、胴体裏を仕上げています。強度に関係ない翼面裏の胴部分は1.5mmバルサを曲面にして貼っています。翼との合わせが3次元の線になり難しいのですが、現物を少し切っては合わせでぴったりとなるまで繰り替えし加工で合わせています。この難関もクリアし、軽量な胴体ができました。現在のこの状態で455g、翼長1400mm、30クラスのラジコンとしてはかなり軽く感じます。もし素肌でとばせるならば相当な軽量機ができるのにとできない皮算用しています。
特徴的な位置にあるアンプ。今回かなり胴体が大きいかとおもいましたが、ぜんぜんそんなことはなく、中央にはアンプ、リポ、電源ケーブル、リンケージ、ナセルストラット、サーボがぎっしりつまっています。今回製作した寸法は過大ではありませんでした。また重心の近くに重量物が集中する理想的な重量配分です。非常に全体の動運動に対する回転モーメントが低いと考えられます。
スタント機としは、推力軸が強力にダウンに働かないか心配でしたが、まったくそんなことはありませんでした。素直なピッチッングの動きです。強力な1,000Wパワーとその音は快感の操縦感覚をもたらします。
ツインコメットの仕上げ段階です。写真は尾輪とそのパーツです。多少金属パーツが少し曲がっているのは、自作なので仕方ありません。市販品では私の考える重さを満足せず、自作となっています。機体の軽量化は積みかさねであり、一つひとつの重量はたいしたことはないのです。「このパーツでなん割り」を積み重ねた結果なのです。今回のパーツで市販品の重量を軽量化できなかったのは、キャノピー(25g)、ジュラ脚(?g)、主翼プランクバルサ一部、です。いずれも半分程度の重量にしたかったものばかりです。自作製作が難しいのでしかたなく使っています。
ほとんどを自作していますが、人形は市販のものを少し長くして使っています。本来もう少し大きくてもよいかと思ったのですが、肩幅等はまずまずで合っています。きもち頭が大きいといいのですが、これでもそんなにおかしくはないと思います。最初に自作した人形はちょっと小さすぎたため、これを使っています。
今回FRPスパッツの製作を失敗しましたので簡易的にハーフスパッツを発泡材で作りました。アルミの芯に巻きつけ、梱包PPテープを貼っていますのでめったなことでは壊れないでしょう。非常に実用的なものになっています。

また、この方式のスパッツでは飛行時に笛のような音がなることがわかりました。