エアロ工房

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モーター兼用ハンドランチ「トビックスアルファ」2015.3.6 

翼型=AG系
翼型=1498mm
重さ=248g(ハンドランチ時)/332g(モーター時)2セル450mALipo搭載
操縦系統=ラダー・エレベーター/モーター・エアブレーキ(モーターバージョン)

高精度のバギング翼は単独のハンドランチで使うのはもったなく、モーターでも使えるよう胴体を2つ作り、交換できるようにした機体です。

これによりサーマルのあまりない、渋いコンディションでも滑空を思う存分楽しめます。確かにサーマルがある日は純粋なグライダーで楽しんだほうが楽しいことは間違いないのですが、そうそう気象条件はこちらの都合によくしてくれません。なのでモーターグライダーを同じ翼で楽しめ、操縦性も違和感なく楽しめる機体になりました。またモーターグライダーとしても330g台と1500クラスのモーターグライダーとしては非常に軽く、バギング翼の高性能もあいまって市販1500mmクラスグライダーが問題にならない高性能ぶりを発揮してくれます。
また、モーターの方には、エアブレーキを装備し、狭い場所でも着陸できる性能を持っています。

新制作機体の材料の荒加工を行っています。正確な荒取りから正確な機体は生まれます。特に自分の得意とする立体彫刻ではここが大事です。材料のセンターを出すため、必ず2枚を貼りあわせて加工します。ある程度カッターで加工ののち注意深くペーパーで調整していきます。この工程は製作の中でも楽しく、1度経験したらやめられません。(私だけですが)モノを形にしていく楽しみに溢れています。あとは美的に美しく対照にデザイン成形していきます。

荒取り後、ペーパーがけしてパテ塗り、その後水性の下塗り剤で下地を固めます。今回はじめてワシンの水性サンディングシーラーを試しに使ってみました。性能的はまあまあ、90%位の満足度でしょうか。なにせ下地が発泡材なので水性以外は使えません。ただこれより水性のウレタンニスのほうが早く硬く仕上がります。水性はどちらにしても塗料の肉厚はでないようです。通常の水性よりは研磨剤が入っている分だけ厚い感じはしますが。研磨できるまで完全に乾くには湿度の多い雨の状態では時間がかかるようです。

型が完成したら、離形剤を適当に塗ったあと、いつものようにオス型にマイクログラスを積層してきます。積層厚が0.3-0.4mm程度になるように4層ないし5層重ねていきます。とにかく繊維が空気をはらまないようにすること、たるみも厳禁です。よく余った樹脂をカードで取り除いて・・・などはしません。最初から必要な樹脂量だけを添付していき余ったら足らない場所へまわす。これが私のやり方です。これができるのが刷毛を使う利点であり、ローラー等ではなかなかできない積層グラスの目を整えることができます。

オス型からの成形は大成功です。実験は何回もやっているうち突然いい方法が生まれます。今回はどうかと思っていたワシンの水性シーラーが意外と表面をしっかり固めてくれ、なおかつビニールのようなやわらかさも持ちあわせています。ある程度発泡をほじくり出したら、オス型からぺりぺりとうまい具合に剥がれます。思いがけなくうまくいきました。水性のワックスも相性ばっちりです。強度も厚みも推定どおりで重量12グラム。イケてます。

尾翼を製作しています。例によって熱線カットしていますが、スタイロフォームの青が近くで手に入らないので互換品(?)のカネライトフォームのキメの細かいのを使っています。ほぼスタイロと同じもののようです。重くもありません。熱線の遅れがあってうまいぐあいに翼端にテーパーがつく形になっています。これから慎重にこれを仕上げていきましょう。一応、モーターグライダーバージョンも考慮に入れ、その分も余計に作っています。

とうとうバギングに手を出してしまいました。以前はこんなことは私には縁のない工作などと思っていましたが、とうとう実行してしまいました。しかもすんなりと・・・FRPと発泡の扱いには慣れていたので全く迷いはありませんでした。最初にやや沢山の樹脂をつかって重くなった(17g)ものはモーター用に回し、2回目に作った14gのものはHLG用にしています。モーター用はHLGより尾翼面積を大き目にとっています。

ハンドランチに搭載するCR2の電池を組みました。機首に搭載するのに直線ではうまくありません。常識的には直列にしますが、重りとしての役目が重要なものであり、少しでも前に持って行きたいシロモノです。よって常識を疑い、配列を最適な形にするとこんな形になりました。この形は全長が短くなるのでサーボー・受信機も前にもっていけるという、別の利点もあります。

主翼取付部の完成です。今回は4mmのプラスチックボルトを採用しました。3点締めで軽量かつ安定した取り付けをしています。胴体とはFRP補強を厚手の#100のグラスで行っています。

モーター用の製作途中。ノーズHLGより太く大きくなります。(写真左)

モーターグライダーにエアーブレーキ機構のリリース部を組み込みました。(写真右)この機構は一回限りのエアーブレーキで元に戻すのは着陸してからしかできません。でもプロペラがある関係上、エアブレーキをかけても再アプローチはできるのではないかと考えています。ただ主翼がHLGと共通にするので、胴体側に機構をつけることになります。主翼の上にエアブレーキ板をつけてキャノピー上でリリース、F15方式にしようと思っています。リリースサーボ用を含めて10g程度の非常に軽い機構なので負担にならないと思います。ラダーとエレベーターがブレーキの乱流渦に入るのがやや心配ですが、HLGは胴体が長いので大丈夫ではないかと勝手に想像しています。