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NOMEL PLAYA2.5 
(2011.7.21)

電動スクーター (模型ではありません。実物です。)

モーター インホイールモーター
ダイレクトドライブ
後輪駆動のみ
定 格 800W MAX2500W
アンプ twin
バッテリー 48V/12V28Ah×4/ 鉛酸シールド→シリコンに交換
全長/幅/高さ/mm 1860/630/1090/
重 量 約117kg
登 録 原付2種(90CC相当黄ナンバー)

最高速度

45km(ノーマル)と65Km(パワーモード)、切替

登坂能力

15度

1充電走行距離

約60Km(鉛酸)
72km(シリコン計算値)
計算根拠:電圧降下度0.25v/10km(実測値)
13.2v(充電後1日)-11.4v(下限)=1.8v
1.8/0.25=7.2=72km

バッテリー寸法(縦横高さmm実測)

130×193×170

使い方

通勤(8km/日)・・週1の充電で可

備 考

たぶん、これまでのものとバージョンが上がったのではないかと思います。

1.車体のデザインのマイナーチェンジ
2.アンプをtwinシステムに改良(ブレーカーが2つになっている)
3.リアブレーキをドラムからディスクへ改良

などざっと見てもこれまでのPLAYAと比べてこのくらいの改良が行われているようです。見た目よりわりと大柄なバイクですので背の低い人(160cm以下)の方は特に足つき性でちょっと注意が必要です。またハンドルのブレーキレバーも外人向と思われるくらい大きい感じがします。

関連リンク

PLAYAのOEMマニュアル(英語版)Zapino    Zapino

DENDO MOTORS (店長のブログ)DENDOMOTORS  goo BIKE
電動バイクを考える−勝間和代の公式ブログ:私的な事柄を記録しよう

鉛蓄電池の豆知識


◎重要事項

 坂道発進で坂に止まっている時、ブレーキを握っている間はアクセルが無効になっています。坂道発進の時はブレーキを離すと同時にアクセルを明ける操作が必要です。やや、やりにくい操作であり、初乗りではブレーキをかけながらアクセルを明けてもモーターが動かないのにちょっと困りました。

 付属のバッテリーはあまり電流をかけられません。坂道の通勤等には全く向きません。すぐバッテリーが痛みます。また車速がのらないうちからアクセルをいっぱいあけるような運転もすぐバッテリーが痛み、使用に耐えないものとなります。運転時に電費計(電圧計)を気にしてゆるい坂でスロットルを明けたときにメーター針が落ちすぎるようなら(たとえば1/2E以下)ならかなりそのバッテリーは老化現象を起こしています。ただキーをまわして電費計を見ただけではバッテリー残りはわかりにくいものです。購入後1週間で使用に耐えないほど電圧降下し(満充電11.8V、1つ11.2V)、走行距離が10Kmを割ったので交換しました。メーカー保障はバッテリーでも6ヶ月保障がありますが、ことバッテリーに関しては初期不良以外は保障できない種類のものです。そんなことはラジコンで十分経験しております。使いかたとバッテリー管理(電圧)には十分気をつけましょう。

◎この頁を日本でのプラヤの総合情報ページにしたいと願っております。
 プラヤの使用の方で情報がございましたらこちらまでお寄せください。掲載したいと思っております。


◎整備記録

23.7.23 パワースイッチの筐体六角イモネジ締増、各部錆止め油塗布、ボディーワックス
23.7.27  Pbシールドバッテリー2/4個で電圧の揃いを確認。満充電時11.91V。
23.8.1   Pbシールドバッテリー電圧降下ひどく、走行距離に支障出る。使用中止。
     新規バッテリー物色中。
23.8.2 スクーター分解してバッテリー確認。
23.8.4   シリコンバッテリーに交換。(GREEN SAVER SP27-12) 
23.8.5  走行確認。性能体感UP。電圧降下極小。
23.8.7   市街地走行 10km/0.3〜0.25V(1pac)電圧降下を確認。
23.8.9 バランシングコネクタ(個別充電コネクタ)追加。コネクタXT60(ラジコンLipo用)。
23.8.10 シリコンバッテリー、バランス充電開始。13.3Vに揃える(手作業) 
23.8.11 フロントブレーキディスク鳴き音。ディスク回りチェック後、問題なしと判断。
           充電電圧安定推移。4発直充電システム問題なし。
23.9.6 リアディスクブレーキ取り付け面修正。振れ幅1/3に修正(下別記)
23.9.14 タイヤ空気圧測定。不足分追加。1.5→2.0kg/cm2
23.9.30  平均勾配5%−2kmのヒルクライムに挑戦。無事テスト終了。(下別記)
23.10.9  40km連続走行 (100m-1箇所、50m-2箇所ヒルクライム含む)テスト完走。
     電圧降下1.0V/1pac (13.2V→12.2V)
23.12.30走行距離770km,車体・電装系すべて異常なし。
     厳寒期につき、やや電圧降下多めでバッテリー弱くなる。
     (ワットメーター・電圧計器上での把握のみ。体感はわからず。)
24.6.16  バッテリー→アンプ前までの動力線をTURGNIY8AWGに置き換え
      0.5オーム→0.4オーム程度に改善。ばらしたついでに各部点検。
      各部ネジ確認・コネクタ接触確認。
24.7.21  一周年。走行距離1,396km,シリコンバッテリー異常なし。
     満充電時電圧13.5-13.6Vを維持。性能劣化はあまり感じられない。
     4つのバッテリーが電圧がコンマ台(0.1V)で揃い非常にバランス良い状態。
24.8.3   チューブキャップ(プラスチック部品)破損。交換。
24.10.29 走行距離2,000km。特に異常なし。
24.11.20  メインスタンド脱落2回目。ボルト替え、ダブルナットシステムに変更。
25.1.25  後輪タイヤ、低圧による空気全抜け発生。エア圧の月1回管理必要。
25.2.23 後輪タイヤビード部シリコングリス塗布後、エア圧上げてビード完全出し、様子見。

25.3.16 ブラシレスアンプ故障。原因はPICの不具合故障か。自力で修理不可能。

25.12.8 kelly controllerにモーター駆動部のみ変更。駆動成功。見事復活。
26.4.29  コンタクタに不具合、交換へ
26.5.26 コンタクタ交換、逆流防止のため、保険的にダイオードを直列接続。修理完了。
26.7.14  後輪ディスクブレーキ調整、ブレーキ引きづりをクリア。
     ディスク発熱・エネルギー損失を大幅にクリア。
27.4.23 3年9か月目、走行距離4,000kmクリア。バッテリー満充電後電圧異常なし。13.6V
          シート横に綻び・ヒビが出始める。
27.6.26 もうすぐ4年目、サスペンションチェック。要交換と判断。走行距離4,600km
27.7.10 リアサス交換DYTNA製へ交換(スズキアドレス用)結果良好。
27.8.14. リアブレーキ引きづり再発、キャリパー部バラシ、清掃、グリスアップ、再組立。
     真空引きブレーキオイル再充填。(成功)
27.10.1 走行距離5,000km突破。シリコンバッテリー4年間性能維持中。
     リアブレーキのディスクアライメントの適正化によりさらに省エネルギー化に
     なったことが定距離走行後の電圧測定により確かめられる。
27.10.10 ヘッドランプLED化。電力半分、明るさ2倍となる。
      純正のリフレクタとの相性が良い。光拡散性向上。
28.1.30 シートが痛んできているので、丸直にてシート張替をしてもらう。約1.2万円。
28.4.30   走行距離6,000km、5年経過。3番バッテリー充電後電圧低下。12.8Vまで。
      4個のうち1つだけでダメでだが、走行限界と判断。一端、使用中止。
      LifePO4を発注。(48V40AH,重量6Kg!)納期35-40日。待ち。

28.5.29  LiFePo4化完了車重40Kgの軽量化達成。電気容量も約1.5倍となる。
28.8.6    車体から周期的な「キーキー」音発生。前後ブレーキ近辺のメンテをするが、
     治らず。前輪ベアリングの音鳴きと判明。注油で無音化。解決。

 


◎私のスークーターの電池ロードマップ(交換予定)

時 期

2011.7.21購入〜1ヶ月以内 〜2年間 2年後〜

種 類

純正鉛シールドバッテリー

シリコンバッテリー
(GREENSAVER)

LiFePo4(SHORAI製)

すでにPLAYA購入時点でLifeのバッテリーは導入可能であり、これを使えば安定的に100km以上の走行も可能および登坂性能アップと思われます。またこれによる30kg以上の軽量化は大変大きい性能向上です。ただ現時点では価格だけがネックであり、もう少し時間がたてばかなり価格もこなれてくるものと思われます。その時期までシリコンバッテリーでつなぐものとします。

 


◎購入まで

 私は2005年ごろそれまで熱を入れていたモーターパラグライダーを中断し、電動ラジコンの世界に復帰しました。そのころブラシレスモーター+アンプ+リチウムポリマー組み合わせで飛ぶ、電動EPP電動ヘリパワーは物凄く、技術革新の熱い時代がやって来ました。やはり面白いものには人が寄るもので、このころの模型屋の勢いは飛ぶ鳥を落とすほど大変なものでした。そこで「これからは電池とモーターの時代」と確信して、電池やモーターの勉強をラジコンで勉強してきました。モーターのコイルを巻いてKV値を調整して製作するモーターキットを買ったり、リチウムポリマーの1C充電って何?セルバランスってそんなに重要なの?そんなところから出発し、電動のノウハウを勉強してきました。今やっとこんな素晴らしいスクーターに乗れることに大変感激しているしだいです。

◎乗った感想

 乗った感想は一言で表現すると「静かな加速」でしょうか。シュルシュルを音も立てずに加速していく感じは、不思議で、ヘルメットが風をつかむ音が一番大きく感じます。

アクセルは感触が軽くやや安っぽい。ある程度速度が出るとそれ以上ひねっても反応しない領域が多い。シリコンバッテリー交換により解決、バッテリー電圧降下の問題だったもよう。(2011.8.5)

ブレーキの感触はフロントリアともに感触は良好で効きと握力は比例した感じで特に好感が持てました。2輪のブレーキは正に生命線なので非常に重要です。

サスペンションは重いバイクのはずですが、特に不具合もなく標準的と思います。底つきや突き上げもなく特に硬いとも思いません。

ハンドリングはまだ慣れない極低速がやや不安ですが、足を離したあとは全く問題ありません。思いとおりにライントレースできます。低速時はブレーキをかけながら走行することも多く、その時アクセルが利かないことが難点です。自転車でも歩く速度以下の低速時はブレーキをかけながらチョンチョン駆動をかけますが、これができないことが車体の低速の安定を悪くします。改善を望みます。

◎総評

 日本では原付バイクに対する法規制が厳しく原付1種(50CC)は特にルールが厳しいようです。最高速度30Km制限、2段階右折・・・。また出力規制も定格600Wとトンでもなく低いと思います。私が飛ばしているこのヘリでも1500W(30V×50A)以上で飛んでいるのです。なので制限の多い原付1種より原付2種のほうがあらゆる用途にも適し、幸せになれると思います。(2輪免許は入りますが)

いずれにしてもブラシレスモーター+アンプ+鉛酸バッテリーという組み合わせは技術的にには枯れた(安定した)技術で信頼性は高いと思います。
逆にリチウム系は発展途中で高価なものです。今後日進月歩でいいものが出るのが電池の世界ですので、次のバッテリー交換の時にはもっといい電池が出ているかもしれません。ですので技術的に古いからと鉛バッテリーを毛嫌いしなくてもいいのではないかと思います。今後のPLAYAおよび電動スクーターの発展に期待します。


バッテリー交換のためのPLAYA分解(すべて自己責任でお願いします)

(手順等に間違いの可能性もあります)

12Vバッテリー配線図

ブレーカーをおろす

後ろカバーを取る

前カバーを取る

タンデムバー(手すり)をはずす
六角ボルト4本で前2本は長いです

サイドカバーをはずす。
木ねじ3本です。

上にとれるようになっています。
このときウインカーの線をひっぱらないよう気をつけながらドライバーを隙間から入れウインカーねじをはずす。

あとからわかりましたが、このときウインカーの玉の白い部分を30度ひねれば玉部分がはずれることがわかりました。

ウインカーをねじりながらサイドカバーからひねり出す。

ウインカーの玉は12V10Wでした。

テールブレーキランプは12V/21/5wタイプ
記号はBAY15D-W
LEDにすれば3W程度に済む可能性があります。

シート下ボルトをはずす
前後ろ計4本
これも前のほうが長いです。写真に見える後ろかわはボックスレンチ、前かわは小さい六角レンチでないと入れるのが厳しいでしょう。

シート横ねじをはずす

シート下横ねじをはずす

フロント足下ねじをはずす

テールライト下ねじをはずす。

はずしたカバーはテールの線がありますのでひっぱらないようカバー自体をタイラップで仮固定しておくとよいと思います。

シートごと浮きますが、まだ動力線はついていますので、注意してください。

一応、完全に見える段階まできました

搭載の前にシリコンバッテリーの初期電圧を測っておきます。13.02〜13.07の間に4つのバッテリーが入っていました。一応OKとします。

テスターやデジタルワットメーター、充電器など、ラジコンと扱う電力量がほとんど同じなのでほとんどが流用できるものばかりです。

60Wの負荷を掛けて電圧降下特性を見ます。性能のよいバッテリーはあまり電圧降下しません。負荷は12Vのハロゲンランプです。ラジコンで使っているデジタルワットメーターで6分間で0.47Ahを使いました。また通電直後より少し電圧が上がっていく特性も見られました。

4.85A/12.42Vぐらいで一定していました。負荷試験終了、自分的には合格です。負荷をかけても高電圧を維持できる良いバッテリーです。ちなみに駄目になった純正バッテリーでは同じ負荷でも11.8Vから10.5V程度まで落ちます。

このとき4個のバッテリーの電圧差を0.02V以内に揃えておきます。

PLAYAに搭載します。大きさはほぼ変わらないですが、高さが15mmくらい低いようです。すきまを材木で埋めました。

なお直列48Vでも汗をかいているとピリッと感電します。端子のショートには十分注意しましょう。乗せかえる際のはずした端子にはめんどうでも絶縁処理をしておきましょう。端子はバッテリー付属のステンレス六角ねじでそのまま取り付け可能です。

3個目をつけたところです。黒いバッテリーが純正32Ahのバッテリーです。ケーブルの線の太さが気になりますが、絶縁材込みでφ5mmでした。ちょっと固めで線のよりはあまりないようです。ラジコンで使っている10AWG程度です。パワーアップしたのにつれシリコンケーブル8AWG(耐熱性200度150Aまで使用可)にしたいと思いました。ここでも接続した端子にはビニールテープを巻いて絶縁しておきます。

4個のバッテリーに対して独立した充電コネクタを設置しました。結局、グリーンセーバー純正充電器を購入しました。充電は速くしたいこと、バランス充電の考え方を実行したいこと、などの理由と4つ買っても安いので直列でなく単独とします。4つでもセットについている充電器とほぼ同じ値段です。
シートを空けて充電コネクタを4つ接続します。バッテリーを購入時、同じような能力のものをと厳選していただいたので電圧バランスはいまのところ申し分ありません。

4つのバッテリーを個別に充電します。
あまり充電ケーブルを長くできないので充電器用のラックを作りました。4つのコネクタを接続する手間はありますが、均等に充電電圧を作るためには必要不可欠なシステムです。現在は手作業ですが、いずれインテリジェントなシステムに代わるでしょう。ちなみにラジコン用リポではバランス充電はすでに一般的なシステムになっています。(3千円くらいの安価な充電器にも付いています。)


◎シリコンバッテリーに換えてみての感想 (2011.8.5)

 
素晴らしい!!まるでバイクのパワーが3割くらい上がったように感じます。
これまで坂道でスロットルを明けると電圧計が1/2E以下に下がっていましたが、坂道を登っている状態でも電圧計がピクリとも動きません。満タンのところに張り付いたままです。一部坂のある4キロ乗って電圧変化を見てみましたが、0.1V程度しか電圧降下していませんでした。これまで力がないときと感じたことも多くその時はパワーモードに入れていましたが、ふつうの坂道(8%以下)等、通常の使用ではその必要がなくなりました。

まだ乗りはじめなので時間的な変化がわかりませんが、やっと普通の50CCバイクなみのものになった気がします。もともとこのスクーターの動力系は優秀と思っていたのでそれに見あうバッテリーが入ったと思います。メーカーさんにはその分高くても日本仕様にはいいものをつけてもらいたいと思います。

◎ディスクブレーキの調整(2011.9.6)

リアディスクの振れが気になり、ダイアルゲージで計測してみました。振れは最外径で最大0.9mm、振れ方を良くみると取り付け面傾きと推測できます。インホイールモーターの組み立て面がタイヤ面と平行に出ていないと思われます。ちなみにフロントディスク面は振れは0.03mm以下で全く問題がないようです。なのでシムを使って調整しました。完全には直りませんが、これまでの振れの1/3程度の0.3mmまでに追い込みました。フリクションロスを少しでも低減するための修正です。完全でないバイクは「いじりがい」があります。

◎100mヒルクライムに挑戦(2011.9.30)

登坂性能を探るべく2km−100m平均5%勾配のヒルクライムに挑戦してみました。これまではトラブルが怖くてなかなか挑戦できませんでしたが、ある程度の走行期間を経て耐久性に確信が持てました。なお、高さはパラグライダーに使う精密なバリオメーターを使い、距離はバイクのものを使いまいした。

結果は良好でした。電圧降下もほとんどなく30kmくらいでコンスタントに上っていけました。シリコンバッテリーは使用中に温度が上がると電圧が上がる高性能バッテリーの兆候が顕著にあらわれ、実質的に使用後すぐ計っての電圧降下はほとんどありませんでした。バイクの電圧計は3/4E以上を常に指しており全く心配ない状態でした。またモーターの温度も正常で異常加熱はありませんでした。これなら軽自動車でこの坂をふかして上がるより全く楽です。モーターのトルクの大きさを実感しました。今回の試験ではPLAYAが登坂性能の確かなことを証明しました。ただ下り坂でのディスクブレーキは相当酷使されます。坂を下ったあとのディスクブレーキは焼けて触れないほどの温度になっていました。

勾配の測定

高さはパラグライダーに使うバリオメーターで相対値測定。手で持って上下に動かしても高度差1mを測定できる優れものです。
2Kmの測定証拠。正確には勾配は三角形の(高さ/底辺)×100(%)になりますが、角度が小さい時は底辺と斜辺で無視できるくらいの誤差しかありませんので便宜上斜辺を計ります。
100mを登る前の電圧(シリコンバッテリー1個あたり)と登ったあとの電圧。
登ったあとでも電圧があまり変わらないのは内部温度の上昇による電圧上昇。
この後温度が下がるにしたがってゆるやかに電圧降下するものと思われます。リチウムポリマーの高性能バッテリーでもよく現れる一般的な現象。
動力ケーブルの取り替え
2012.6.16

電動スクーターもほぼ一年を迎え、1年点検がてらで、車体をばらして電動スクーターの動力ケーブルを交換しました。例によってラジコン用のターニーのケーブルを買ってありましたので端末に端子を半田付けしケーブルをとりまわします。純正ケーブルを取りはずし、線をばらしてみるとやはり線材がいままでみたこともないほど、荒く硬い線材でした。これでは銅の純度も怪しいかぎりです。あと中国製のコネクタはツメ部のロックが甘いものが多く、そこの部分が抜けかけることによる接触不良も出ることを発見しています。断面積は計算も正確にはできないような形状ですが、とにかく線径は2割ほど太くなりました。ターニーの線は大変柔軟で直径20mmまで平気で曲げられます。一方純正は針金を束ねたようで硬く使いにくいものでした。どちらが良いかは一目瞭然ですが、気をつけると見えないところはこんなに差があるというとを知っておくべきだと思います。特にこの関係の仕事をしている方ならなおさらです。低抵抗すぎて誤差が多く、テスターもあまり当てにはなりませんが、同じ長さで1.8m当たりの抵抗を計ってみましたが、純正0.5オームとターニー0.4オームと2割くらい低抵抗になりました。これまで電流が熱に変わっていた仕事を動力に変えて欲しいと思っています。

のちに試走をしましたが、全域にわたってトルクが太くなったように感じます。やっぱり動力線をいいものにするのは効果があります。今まで電流の損失があって熱に変わっていたものがそのままモーターに伝わるので当たり前といえば当たり前です。ただし電費というか電力消費量は変わりません。また試していませんが、最大パワー時の電圧の損失も減っているため、最高速も伸びるているはずです。いいことづくめです。

メインスタンド脱落防止について
2012.11.22

プラヤのメインスタンドはボルトに何の緩み止めがないため、突然脱落することがあります。中々裏までは点検は行き届きません。2回脱落したのでボルトをステンに替え、ダブルナットとしました。またバネを入れるために苦労しますので専用の引っ掛け工具を作った上でテコの原理でバチンと入れました。10mmの軟鋼を耳カキのように加工してジグをつくりました。これがあってはじめてスタンドスプリングの組み込みが可能となりました。

タイヤの空気圧について 2013.1.25

この電動バイクの場合、後輪はホイルモーターなのでパンクによるホイルの損傷はバイクの致命傷となります。十分に注意しなければなりません。たまたま、春から冬になるまでエア管理を忘れていたこともあり、ある程度低圧(1.5k以下か?)になり、スタンドを立てていた時、一夜明けて一気にリムより空気抜けしていました。最初はパンクかと思い、後輪を水につけチェックしましたが、全く異常なく、追加空気でその後全くエア圧に異常はありませんでした。

ゴムが硬くなり、柔軟性が失われる冬場は特に注意が必要と思いました。


ビード部からのエア漏れについて 2013.2.23

前記の「タイヤ空気圧について」の現象が2回目が起こったため、対策をしました。特に冬場でタイヤの柔軟性がなくなるため、エア漏れが起こりやすくなったと思われます。鉄製のホイルは、日本製と比べるとやや芯精度が甘いこと、タイヤも純正はあまり良くないことが原因と推測されます。一度エア漏れしたことにビードが中途半端になっていることが予想されますので、一度全空気を抜いてビード部にシリコングリスを細い棒で塗布しました。ビードワックスの代用ですが、このシリコングリスはプラスチック専用でゴムも侵しません。なので潤滑性と気密性を両立できると思います。実際これを塗ってから、廻りをドライヤーでゆっくり温め、タイヤの温度とシリコングリスの温度を上げてなじませてからエアーを入れるとあるとこから急にタイヤの状態が変わりタイヤが端までセリ出てきてエアー圧がきっちり上がるようになりました。しばらくこれで様子を見てみることにします。

またこのシリコングリスを塗布する別の理由としてシール部のサビ防止の意味もあります。このホイルは鉄にメッキか硬い塗装したものようなのでここが錆びるのは致命傷になることが予想されます。

プラヤのブラシレスアンプ 2013.3.16

アンプの不具合と思われます。出だしが弱く速度が30kmくらいしか出なくなってしまいました。

ラジコンに使っているようなFETが15個並んでいます。その後ろはアルミ放熱板でこれを筐体のアルミケースにシリコングリス(伝熱用)を介して密着させています。でっかい80V470μFのコンデンサが3つついています。

私はあまり電気の知識はありませんが、それでも以前はC.C.ブラシレスアンプ(R/Cマニアならわかる)も非常に高かったのでラジコン用のアンプでFETが焼けたものを汎用FETと取り替えるなどやっていました。

思ったよりブラシレスアンプは単純そうです。でもどこが悪いかは全くわかりませんでした。これからメーカー出しします。

電気バイクの復活!2013.12.8.

長く動かないまま、倉庫の肥やしになっていた電動バイクがようやく息を吹き返しました。どんなにこの日を待ち望んでいたことでしょう。グリーンLEDがついてスロットルを開けてた瞬間、ちゃんとモーターの同期をつかんで回転しているのを効き、「やったー」と思いました。つくづく嬉しく思います。この場を借りて、いろいろメール等でアドバイスをいただいたK氏・模型仲間のO氏、そしてkellyのご担当の方にお礼申し上げます。thank you very much! このケリーのアンプはかなり力強い廻り方をします。同じアンプでもかなり感じがちがうことは、ラジコンでも経験済みですが、例えれば、力強いC.C.と昔の◯イペリのアンプぐらいの差があります。(ラジコン仲間にはよくわかります)全域にわたってトルク感があります。この交換によってスピードが純正より落ちたらどうしようかと思っていましたが、回転音を聞くかぎりでは大丈夫そうです。モーターとアンプのマッチングは良さそうです。これからもっとアンプのパラメータを詰めなくてはなりませんが、それは、もはやいじくりまわす最大の楽しみでもあります。パソコンで設定していろいろ値を変えて変化を楽しむ。それが乗れるバイクでできるのです。技術の進化に本当に感謝しています。

 

 

リアサスペンションのチェック
2015.6.26

そろそろ交換かと思い、ばらして見ると予想よりひどい状態でした。ダンパーゴムは擦り切れドンづき寸前。接合部の締めすぎで沈み込みによる角度変化がうまく働いておらず、可動ピストンバーは4mmくらい芯々で曲っています。ここの接合部はゆるんではいけませんが、締めすぎもダメなはずです。なにせ可動部ですから。

もちろんダンパーは効かずスカスカ。段差でお尻が持ち上がるほどの跳ね上げ。どうしようもありません。中華製ここに極まれりの感があります。

そんなわけでデイトナ製(ショウワ製)ショックに交換しました。純正295mmに対して285mmとやや短く、僅かにローダウンとなりました。取り付けもちょっと加工が入りました。テスト走行では、乗り始めから、ガサツな車体から高級な車体に変わったのがわかります。リアがビシッと安定し、段差と乗り越えても揺れが最小限に収まります。文句ありません。ダンパー効果がよく効いて車載工具がガタガタいいません。最高です。(2015.7.10)

ヘッドランプをLEDに交換

純正のヘッドランプがあまりよいものでなありませんでした。12V35Wのハロゲンと思われますが、暗い、照明形にクセがあり星形に光る、照射範囲が狭い、など元パーツの悪さが目立っていました。なので12V18Wの3面発光型LEDに交換しました。取り付けはH4/HS1で少しリフレクタ側のプラスチックをヤスリで削ってH4金具が入るようにしました。あとはギボシ端子を取付、ピアノ線でリフレクタに押さえつける専用固定金具を作って完成。

ヘッドランプを照らしてみると、「ウィーン」とファンの回る音がします。電動バイクなので静かだったのに・・などと思ってしまいますが、ランプの明るさを見て納得のものです。2,300円程度と安価なわりには明るさ性能はいいようです。ただポジションランプは通常の電球なので照らした先の色はLEDの白色と電球色の赤黄色が混じって投影されるようです。ただ、いろんなLEDヘッドランプの評価をみても、白色LEDでは拡散によりあまり遠くまで光が届かないとの指摘もあり、黄色の交じるこの組み合わせはこれはこれでメリットがあるかもしれません。フォグランプのような黄色が交じるこのヘッドランプは通常の単独LEDより遠くがよく見えるような気がします。

あと電力的にはハイ側35W→18Wになったので本当に電力的には半分になりました。ローならわずか10Wです。

シートの張替

中華製のシートは表皮が薄く、あまり乗っていない(5千km)で、シートの「へさき」の座ってしわができる部分に小さな穴が目立つようになってきました。もともと純正が弱い部分と思っていましたので、バイク本体も健康なうちに思い切って張り替えることにしました。このバイクの悪いところは徹底的に補修し、問題ないものしておきたいのが、私の本当の気持ちです。ですので、ネットで探し、実績も豊富な丸直というところに張替を依頼しました。約1週間で戻ってきました。

結果は、大変良好な仕上がりで戻ってきました。座っても以前よりすべりにくく、しっかりした固めの仕上がりになっているのがわかります。またシートの余裕ある部分(浮いている部分)を絶妙に組み合わせ、しわになりにくいよう貼り合わせを考慮しているのが読めました。職人さんの絶品の仕上がりです。文句のつけようがありません。

 

バッテリーをLiFePO4に交換

平成28年の4月にはシリコンバッテリー4つのうち、一つの電圧が落ちるようになってしまいました。一応5年、6,000km持ったことですし、代わりの同じものが手に入らないのでこの中華製バッテリーに見切りをつけることにしました。
それで次に発注したのがいよいよ当初からの計画にあったLiFePo4(リチウムフェライト)バッテリーです。ラジコンでもA123の電池として有名です。この会社のセルはA123のような電池タイプでなく20A程度のセルの16セル×パラレルのものと思われます。BMS付・充電器付きで約700$(8万円)でした。これをラジコン用のコネクタXT90のノンスパークプラグに接続して電気を配分します。

公称48V40AのLiFePo4の重量は実測で体重計に乗せて約9kg、シリコンバッテリーが4つプラス補器取り回しケーブル含めて50kg近くあったことを考えるとなんと-40kgの軽量化となります。実際バイクの取り回しはめちゃくちゃ楽になり、あの重い鉛のバイクを押していたのが、自転車をスカスカ押しているような感じになりました。ものすごい軽量化はすべての性能アップに貢献するはずです。加速、登坂性能、航続距離、ブレーキ性能、運動性・・全く別のバイクになったような感じです。まだまだこれから乗車インプレッションは続きます。(2016.5.29)

インプレッション2回目(2016.8.6)

LifePo4に交換して約2か月、ある程度乗った上で、結論的なものが見え始めました。まず、容量であるが、公称40Aとはいっても実質30A程度のようで、上の写真の26Aのシリコンとあまり変わらない印象です。ただ特性上、走行距離に対して電圧の落ち方が少ないのでギリギリまで実用になるのがうれしいが、逆に急に電圧が落ちるようなので注意が必要です。なので走行距離も少ししか伸びたように感じない。(10%程度か)

大きな軽量化をしたが、逆に電流からくるトルクはやや細くなったような感じで、相殺されて加速力等も今までとあまり変わらない印象だ。登坂力は確かに増した。当たり前だが、坂に強くなったことはいいことである。

特筆すべきはブレーキ性能で、劇的な変化が感じられた。ブレーキはそのままで軽量化のみによって荒く扱うと直ぐロックするほどの強烈な効きに変化した。安心して扱えるものになった。
サスペンションは軽量化によって車体よりかなり固めなものになってしまい、足回りを固めたスポーツ車のようになってしまった。2人乗りではちょうどよいように思うが、一人ではやや腰にきそうなくらいになってしまった。またサスをいじるようになるかもしれない。

購入から5年を経過してプラ部品の痛みも見えないところであるようだ。フォークブーツとかスピードワイヤーの根本など痛み目立つことろも出てきた。中華製の純正部品はすべて不具合が出てきた時点で、なにがなんでも、自作してでも、交換という方針を守っていきたいと思う。

PS:それにしてもケリーのアンプの回転コントロール技術は素晴らしい!特に出だしのスムーズな制御はラジコンのキャッスルクリエーションのアンプを思わせるスムーズさだ。

充電器の放熱対策

2016年5月末にLiFepo4に交換したのに伴い、充電器も付属のものを使っていたが、調子がしだいに悪くなり、充電しない状態になってしまった。3か月あまりで壊れてしまったようだ。やや熱をもった状態が続いたこともあり、内部を調べてみたが、FET部が茶色に変色しており、熱による破壊が進んだと思われる。
中国製の付属の充電器は放熱対策が十分でなく、密閉された空間で、ファンもなく、周りのプラスチックへ熱を伝える構造となっていた。
なので同じ製品の次のロットを30ドルで送料無料で購入し、その製品を、改造・熱対策をした。すなわちPCの空冷CPUファンについているアルミヒートシンクを熱グリスを介してFETの熱を吸収し、外気に逃がす構造とした。これからは冬なので、かなりよく効くようになるだろう。いずれにしても前回の構造では、夏場は持たないことが明白である。
(2016.10.15)